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・・・・・あ~ あれは・・・確か、あの日の夜、突然会社の上司からの電話が鳴って・・・・

 

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上司:「ちょっとブー!緊急事態よ!え!?ね、ね、眠ってたですってー!?ちょっとマジ何してんのもうー!」

上司:「プ、プ、プリーズウェイト!ウェイト プリーズ!」

上司:「ブー!聞いてるの!?アンタ!あたし今ねー、同時にゲスト様の緊急電話対応してんの!」

上司:「コール ブー!コール ブー!プ、プ、プ、プリーズ!」

上司:「ねえちょっと、聞いてたわよね!?ゲスト様、すぐにアンタのところに電話かけるから、いい?頼むわよ!」

 

そうだ!思い出した!

あの日は確か、次の日が朝5時起きで早朝から仕事があったから早い目に寝てたんだっけ・・・

 

上司からの電話の内容ははっきりと覚えてませんが、電話を切った瞬間、ゲスト様からわたくしのLINEに電話がかかってきました。

内容は、子供さんが階段から転がり落ちてフロアが血みどろになっているというもの。電話の向こう側では泣き叫ぶ子供の声、慌てふためく大人たちの声が入り混じり、相当緊迫した状況だということに気付き、眠気眼をこする暇も無く我に返りました。

 

ブー「血は止まってるの?え?流れ続けてる!?救急車呼ぶよ!いいね?」

 

私も必死でした。

こう電話対応している短い時間の中で、ある出来事が脳裏をかすめたからです。

 

—–東京都渋谷区で4歳女児が12階ベランダから転落・・・—–

Airbnb業界で瞬く間に広まった衝撃的な事故。ディズニーランドのチケットを買いに近くのコンビニへ出かけた母親に、ベランダからママ、ママと呼んでいた女児が不幸にも転落してしまったという事故です。色んな意味でこの事故はAirbnbの運営について考えさせられることへと繋がっていきました。

そして今回、まさにわたくしの目の真ん前で悪魔が囁いているように感じました。

ゲスト様のお子様も4歳。ベランダからではありませんが、階段から”転落”、”血みどろ”・・・そして電話の向こうは皆パニック状態・・・。

すぐにゲスト様との電話を切り救急車を呼びました。

はい、様々なマイナス要素がある中の対応です。もちろん色んな事を想像し覚悟も決めての119番。

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先ほど電話をくれた上司に詳細を説明し、わたくし、一目散に現場へ向かいました。

最初、上司から電話をもらってから僅かな時間しか経っていないはずですが、現場へ到着するまでが異様に長く感じられ、それだけ自分の中で何かを拒絶するものが引っかかっていたのだと今振り返って思いました。

と・こ・ろ・が・・・

現場のマンションへ到着すると、既に救急車が来ていて、何とゲスト様がニコニコしながらわたくしの方に向かって手を振っていました。

状況を飲み込めないわたくしに、ゲスト様が詳しく解説してくれます。

「いや~この子ね、お兄ちゃんと階段で遊んでたらさあ、転げ落ちちゃったみたいで、この子の泣き声でやっと気付いたのよ~!あの時はね、確かにそう、私たちパニックになってあなたに電話したかもしれないけど、あの後血もそんなに出なくなったし、何かさあ、結構この子普通に歩いたり出来ててね~、ふふ、ねえ、ブー、どうすればいいと思う?」

いやいやいやいやいやいや・・・ちょ、ちょ、ちょ、ちょ、ちょっと待ってください!

これはもしや、まさかの救急車呼ぶほどでも!?って感じですか!?

応急処置を終えたそのお子さんも、笑ってはないものの表情自体はまだ緊張している様子。救急隊員さんも「頭を打ってるからすぐに診てもらった方が良いのでは!?」とアドバイスしてくださり、当然わたくし「すぐに搬送可能な病院を探してください!」とお願いしたわけです。

そんなこんなで、結局当社からはわたくしブー、電話をくれた上司、社長、そして無理を聞いて駆けつけてくれた中国語の通訳の同僚の方を合わせた4名で、隊員の方から伝えられた病院へ向かうことになりました。

救急搬送は毎日かなりの人数が運ばれてくるそうで、怪我の状態を鑑みながら優先順位で緊急手術されることになります。

比較的軽度と判断されたゲスト様のお子様は結構後回し。これはさすがに仕方ないかもしれないと思いました。

そして緊急手術へ・・・

子を思うご家族の気持ちも十二分に伝わってきます。お子さんは女の子です。額にはぱっくりと傷口が開き、これは確実に傷跡が残ってしまうパターンだなとは思いましたが、やはり将来のことなどを心配され、「お金はいくらかかってもいいわ!とにかく最高の技術で最高の手術を施して欲しいの!何でもするから先生にそう伝えて欲しいの!ね!ね!お願い!お願いします。」・・・

手術は成功。傷口は約12センチほど開いていたそうですが、縫ったのはたったの3針とのこと。台湾ではありえないぐらい少ない縫い数なのだそうで、今後のことをたいそう気にされていました。

かくいうわたくしも外科手術のことなど全く分からず、ちゃんと傷口がふさがるのか!?跡が分からないぐらいまで皮膚が綺麗に再生されるのか!?そういう不安な気持ちはありました。しかし先生曰く、この程度の傷なら3針が妥当、心配なさらなくても大丈夫ですよと声かけしてくださいました。

なんやかんやで病院を出たのは午前3時を回り、皆、目は冴えているものの表情は疲れています。

東京の転落事故が起こってからのこれですから、ある意味”安心感”もあり、ちょっとした脱力状態が疲れた表情にさせたのかもしれません。

さてここで、久しぶりに ”ブーのエアビーあるある” のコーナーです!

いや~、こういうことって内容に大小ありますが、Airbnbの物件でトラブルが起こったときに必ず!?と言っていいほど登場するのが、注意喚起のポスターやPOPですね!

Airbnbに宿泊された方はご存知だと思いますが、一番多いのはやっぱりチェックアウト時刻や時計のイラストが記載されたものではないでしょうか?

注意喚起のPOPは他にも色んな種類がありますよね。今回の事故を受け、我々が作成したのは、階段では気をつけるよう示唆した内容のもの、そして併せてベランダから転落しないよう示唆した内容のものでした。

細かいことを言えば、階段に気をつける前に、フロアを走って遊ばないように、とか、大人は子供から目を離さないように、などの物も付随して必要となってきますよね。

ということで、今回の ”ブーのエアビーあるある” は、反省から生まれるものはポップです! でした~

さてさて、次回はいよいよ最終回!

桃園駅でゲスト様に声をかけられた直後、思わぬ事態に見舞われたブーがとったその行動とは!?

最終回 ”感動のフィナーレ” へ

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