その他 物件探し

許可物件でさえ退去に至る8つの落とし穴(その2)

こんにちは。

前回書いた(その1)の補足です。

1、
どんなことが起きるのか、実際にメリットよりも損失の方が大きいことも考えられる。
それを事前に伝えてあげることが重要。ただ、こんなことをしている方はお目にかかったことはありません。仲介業者さんが、成約したいために、オーナーさんに「大丈夫ですよ」「何も問題ないですよ」みたいにいいことばかり言って、決めるパターンが多く、実際、リスクや現状を知らずに許可を下ろしているケースも多いです。ここからの退去パターンも多いです。

2、
空室で困っているから有難い、外国人と出会うのが楽しい、有効活用してくれて嬉しい、若い人が頑張っているので応援したい、など1で挙げたデメリットよりもメリットが勝つようにもっていければ最高です。

3、
分譲マンションで多いのが、管理組合に話がいっていない。これは非常に多いですね。
弊社も分譲のオーナー様より代行を請け負っていますが、管理組合には口頭で報告がいっています。大阪のタワーマンションも管理組合が追い出しにかかっているというのをよく聞きます。

4、
ここがポイントです。
京都で一軒家専門でやっている知人は、町内会長に必ず挨拶にいっています。さらに定期的に近所の挨拶回りもいっていいます。
さらに町内会の当番も引き受け、運動会のリレーまで出るようです。代行でここまでやってくれたら、もう何の仕事かわかりませんね笑

5、
これも1とつながりますが、ゴミ置場やエレベーター、エントランスなどの共有スペースが荒らされているケースがよくあります。この現状に気付けるか、どうか。元々荒らされているところもあるので、これは判別が必要ですが笑

6、
ここはポイントです。近隣さんが誰に苦情を言って、どういう順序でホストの耳に入っていくのか、という問題です。理想はダイレクトにホストのところにいくことです。
管理会社、オーナーさん、ホストさん、となるのもよくないですね。ネガティブなニュースが耳に入り、やめよう、という流れになることもあるので。
本当に最悪なケースは、⚪︎⚪︎に報告がいくことです。これは自分で考えてください。

7、
2と関係しますが、やはりオーナーも人間です。普段からどんな人かよく知っている人なら多少の問題にも目をつむってくれます。全く知らないか、普段からよく知っているひとか。
ちなみに弊社では、半分以上、オーナーさんの顔を知っています。携帯も当然知っていますし、ご飯に誘われることもあります。もちろん元々は他人です。これくらいの関係なら多少の問題があってもびくともしません。逆にいうとこれくらいの人間関係がないと、大きな問題になった時は、損害請求、強制退去、など非常に危うい、と考えていた方が無難でしょう。

8、
やはり最後は契約書。
「オーナーに許可をもらっています」と言っているので、契約書を見せて、というと、「契約書にその旨はない」とのこと。
これは危ういです。というか効力ゼロ。オーナーはいい、といっている、とホストは言っているのですが、
「では、なぜ契約書に記載できないのか?」をよく考えてみるべきでしょう。

簡単にいうと、AIrbnbのホストさんはいろんな見えないリスクを知らず知らずのうちに背負っているということです。

もっというとオーナーであっても、たくさんのリスクがあり、予想外の支出があります。これはまた後日。。。

だから僕はオーナーさんから受けるうちの80%くらいには、「ここは賃貸で貸した方がよいですよ」とアドバイスさせていただいています。

-その他, 物件探し
-, , ,

© 2024 空き家・古家活用「民泊(Airbnb) × 大阪空室繁盛」 Powered by AFFINGER5