最近も運営代行に関する、お問合わせを毎日1件以上は頂いております。
90%くらいはお断りしているのですが。
なぜか?
最も多い理由は、
「うさんくさい方が多いので(笑)」
60%くらいはこれでお断りしています。
いきなり電話をしてきて、
「いくらでやるんだ?〜〜%?高いぞ!」
「なんかあったら責任はあんたがとるんだよな?」
「金すぐ払うから今日からやってくれるんだよね?
など、いろんな方がいろんなことをおっしゃってきます。
こういう新しいビジネスに関しては、ゲストもホストもオーナーも近隣も全員にとって未知の仕事。
さらにトラブルは日常的に起きるのが前提です。
そんな仕事は、信用関係がないと毎日ケンカです。
何かあった時に、契約書やルールにのっていないことが起きる中で、毎回もめていたら、
成立するわけがありません。
お金だけのつながりで、顔も合わせたことがない方と長期的にお付き合いできるわけがないですよね。
僕たちはもともと貿易商社なので、そういう部分を特に重視しています。
つまり顧客との価値観が一致しないことが多いんです。
すごい自己中だと思われるかもしれませんが、これは相手のためでもあるんですね。
すぐに提携解消になると相手の労力や時間、お金も失わせることになりますので。
ですので、信用できそうな方のみ仕事を受ける、というスタンスでずっとやらせて頂いております。
その分いい加減な仕事はするつもりはないですし、限られた顧客様と長いお付き合いをさせて頂きたいんです。
話は戻って、お断りする理由の20〜30%は、
「物件がバケーションレンタル(民泊)に向かない」
賃貸市場としての価値が高い物件を、無理やり民泊(Airbnb)などのバケーションレンタルで運営しても、リスクや支出があがるだけです。
ではどういう物件が向いているのか?
ずばり、
賃貸市場としての価値が低いわりに、短期滞在者市場にとっての価値が高い物件。
このギャップの大きさこそが、「向いているか、向いていないか」のものさしになります。
ですので、
今週も3〜4名の新規問い合わせ頂いたオーナー様に物件を見せて頂きましたが、
ほとんどは「賃貸で貸したほうがいいですよ」「支出が思っているより多いのでおすすめしませんよ」
と申し上げました。
家賃いくかいかないか、の収入のために、初期費用を投じて大丈夫ですか?と。
大事なことなので、もう一度書きますね。重要なので太字で色付きにしちゃいます。
向いている物件:
賃貸市場としての価値が低いわりに、
短期滞在者市場としての価値が高い物件。
向かない物件:
賃貸市場としての価値が、
短期滞在者市場としての価値と比べて同等もしくは上回っている物件。