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なんてったってJAPANブランド!のはずが・・・

新米Booです。

観光庁の「訪日外国人消費動向調査平成27年4-6月期結果」が発表されましたね。
下記をご覧ください。

===== 以下、「環境庁 報道・会見「訪日外国人消費動向調査~」を引用 =====

訪日外国人消費動向調査平成27年4-6月期結果
~平成26年1-3月期以降、6四半期連続で1四半期の最高値を更新し8,887億円に~

○ 平成27年4-6月期の訪日外国人1人当たりの旅行支出は177,428円。前年同期(143,903円)比23.3%増加。
○ 訪日外国人の旅行消費額は8,887億円。前年同期(4,870億円)比82.5%増加。平成27年1-3月期の旅行消費額7,065億円を超え、1四半期として過去最高値を記録。

訪日外国人消費動向調査の結果概要

1.訪日外国人一人当たりの旅行支出
● 訪日外国人1人当たりの旅行支出は177,428円。 前年同期(143,903円)に比べ23.3%増加。
● 全国籍・地域の1人当たり旅行支出が増加した主因は、他の国籍・地域に比べて1人当たり旅行支出の高い中国からの訪日外客数の大幅な増加(前年同期比137.1%増)であり、同国の1人当たり旅行支出も前年同期に比べ大きく増加している(前年同期比34.7%増)。

2.訪日外国人全体の旅行消費額
● 平成27年4-6月期の訪日外国人全体の旅行消費額は8,887億円で、前年同期(4,870億円)に比べ82.5%増加。
● 訪日外客数は501万人であり、前年同期(338万人)に比べ48.0%増加。
● 国籍・地域別の旅行消費額は[1]中国3,581億円(構成比40.3%)、[2]台湾1,470億円(同16.5%)、[3]韓国645億円(同7.3%)、[4]香港606億円(同6.8%)、[5]米国526億円(同5.9%)の順となっており、上位5カ国で全体の76.8%を占める。
● 中国は訪日外客数および1人当たり旅行支出が前年同期に比べて大幅に増加したことから、同国の旅行消費額は前年同期に比べ3倍以上に拡大した。

===== 引用ここまで =====

 

日本のインバウンド消費行動の先頭を歩く中国も、先月巷を賑わせた”中国バブル崩壊”の話で一時どうなることかと思いましたが、街中を見ると「そんな影響全く受けてませんけど?」ってな具合に大量の”爆買い”御一行様の姿を多くみかけます。

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2015.8.4撮影(道頓堀)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

さて、今回の観光庁の発表の中で面白いデータがありましたよ↓

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費目別にみる 訪日外国人1人当たり旅行支出 (国籍・地域別)という項目なんですけど、消費リーダーである中国だけが宿泊費と飲食代を足した金額よりも、お買い物にかける金額の方が高いんです。他の国・地域とは真逆の傾向です。しかも特筆すべきことは、中国のそのお買い物にかける金額は倍以上!他の国ではこんなのありえません!宿泊や飲食よりも「物」に執着しているのがよく分かります。

 

その「物」の質で世界をリードしているわが国ですが、この観光庁のデータでは「そうでもないのか!?」なんて感じさせられる結果も出ていますね。詳細データの中で、最も満足した購入商品についてその理由 (全国籍・地域)という項目があって、その中で私個人的には驚くべき結果だったのが、「質」もさることながら、求められているのは「安さ」だったということ。

 

昔、近隣諸外国へ買い物ツアーなんて名目の旅行が流行りましたが、まさに中国から見える日本は”買い物天国”なんですね。「質」を売りにしていた”なんてったってJAPANブランド”という感覚はもう古いのでしょうか・・・

 

でもこれは事実として受け止めるとして、こういったデータから分かることは、”なるべく宿泊費は安くしたい”という中国のお客様の考えです。団体で泊まると宿泊費が安く、レアなローカル情報もゲットできるAirbnbの需要はまだまだ続くのだろうなと、感じることも出来ました。

 

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